築50年の古い家、化粧合板の壁を漆喰にしたい!
「築50年の化粧合板がこうなりました!」

- Before:茶色い化粧合板
After:白い漆喰壁わが家は築50年ほどの古い家です。
家の中には、昔ながらの化粧合板(プリント合板)の壁がたくさんあります。
ずっと、
「この壁、もっと明るくできないかな?」
と思っていました。
そこで挑戦することにしたのが、漆喰DIY!
DIY初心者なので、
「化粧合板に漆喰って塗れるの?」
「そのまま塗って剥がれない?」
「アクが出てこない?」
と分からないことだらけ。
調べながら、アク止めやパテ、下塗りをして、最後に大和漆喰を塗ってみました。
この記事では、実際にやった下地処理から漆喰を塗るところまで、失敗したところも含めて紹介します。
化粧合板にそのまま漆喰は塗れる?
最初に気になったのが、
「化粧合板に直接漆喰を塗っていいの?」
ということでした。
わが家の壁はツルツルした化粧合板。
そのまま漆喰を塗るのではなく、下地処理をしてから施工することにしました。
私が実際にやった流れは、
① セスキ水で掃除 → ② やすり掛け → ③ アクドメール → ④ グラスファイバーテープ → ⑤ カベパテ → ⑥ 大和漆喰アンダーコート → ⑦ 大和漆喰
です。
漆喰を塗るまでに意外と工程があります。
でも、ここをしっかりやっておけば安心だと思い、一つずつ進めました。
実際に使った材料と道具
今回、化粧合板の壁に漆喰を塗るために使ったものはこちらです。
- 大和漆喰
- 大和漆喰アンダーコート
- アクドメール
- セメダイン カベパテ
- グラスファイバーテープ
- コテ
- 自作したコテ板
- 養生用品
- セスキ水
- ペーパーのやすり
全部を一度に揃えたわけではなく、実際に作業しながら必要なものを追加していきました。
特に古い化粧合板だったので、漆喰を塗る前のアク対策と下地処理にはかなり気を使いました。
そしてコテ板は、市販品を買わずに自作したものを使っています。
「コテ板って自分で作れるの?」
という方は、こちらの記事で作り方を紹介しています。
→【700円台】漆喰用コテ板を自作!実際に使って分かった改善点
まずは壁の汚れ落としとやすり掛け
築古の家なので、まずは壁の汚れを落とすところから始めました。
壁はセスキ水を使って拭き掃除しました。
長年の汚れが付いたままでは、この後アク止めをいくら塗ったところでアクが出てきてしまうので、アクが出なくなるまできれいに拭き掃除します。セスキ水をつけた古雑巾を使い捨てしていきました。
なお、煙草を吸った部屋はヤニが落ちず、煙草を吸っていない部屋に比べ拭き掃除の時間が5倍ぐらいかかりました(´;ω;`)ウゥゥ
一部掃除がたりなかったところは漆喰塗った後ヤニが出てきてしまったので、追加で漆喰を縫ってごまかしたりしました。なので、ここは念入りに掃除した方がいいです!
汚れを落としてしっかり乾かしたら、次は壁全体をやすり掛けしました。
今回の壁はツルツルした化粧合板。
そのまま塗るよりも、表面に細かな傷を付けておいた方が下地が付きやすいと調べたら、軽くやすり掛けしました。
正直、壁一面をやすり掛けするのはなかなか大変でした(笑)
でも、漆喰を塗ってから失敗するのは避けたかったので、ここは頑張りました。
掃除 → 乾燥 → やすり掛け → 粉を取り除く
まで終わったら、いよいよアク対策です。
化粧合板に漆喰を塗る前の下地処理
今回漆喰を塗る壁は、昔ながらのツルツルした化粧合板です。
このまま直接漆喰を塗るのは心配だったので、まずは下地処理から始めました。
古い家の壁なので、アクが出て漆喰が変色するのも心配。そこで最初に使ったのが「アクドメール」です。
私は最初に1kgを購入しました

しかし、6帖の部屋では途中で足りなくなり、近くのホームセンターで水性シーラーを追加購入しました。
わが家のような古い壁を6帖ほど施工するなら、最初から余裕をもって4kgタイプを用意しておくと安心だと思います👇


▲ 化粧合板のアク対策に使ったアクドメール
6帖の部屋にはアクドメール1本ではを足りなくなったので、水性シーラー近くのホームセンターで追加で購入しで塗りました。
アクドメールが乾かないうち水性シーラーを塗る場合、混ざった部分がダマができるので乾いてから塗ることおすすめします。
※これは私が実際に施工したときの方法です。異なる下塗り材を重ねる場合は、各製品の説明を確認してから施工してください。
シーラーを塗ると、茶色かった化粧合板がこんな感じに白っぽくなりました。
塗っている途中はかなりムラがありますが、この上からさらに下地を作って漆喰を塗るので、この段階では見た目はあまり気にしませんでした。ちなみに施工後、見た目の差はなかったです。

▲ 化粧合板のアク対策に使った水性シーラー
グラスファイバーテープで板の継ぎ目を補強
アクドメールを塗って乾燥させたら、次は板と板の継ぎ目を処理しました。
築古の家なので、壁を見ると化粧合板の継ぎ目が何か所もあります。
このまま上から漆喰を塗ると、あとから継ぎ目の部分にひび割れが出るそうで、グラスファイバーテープを貼って補強することにしました。
グラスファイバーテープで検索してよく分からないまま石膏ボード用を買わず、梱包用の買って買ってしまいました(;’∀’)
そのままテープは板の継ぎ目をまたぐように貼っていきました。
「石膏ボード用じゃないけど、大丈夫かな?」
と思いました。今回の施工では、梱包用テープを使った部分も二度塗り後はひびが目立たなくなりました。ただし、本来は下地補強用のグラスファイバーテープを使うのが安心だと思います
なお、こちらの合板には板のにも溝ありましたが、こちらは継ぎ目でないのでグラスファイバーテープは張らず、のちに漆喰とかで埋めることできるので放置しました。

▲合板の継ぎ目にグラスファイバーシール
次はカベパテで段差をならします
グラスファイバーテープを貼っただけでは、まだ板の間に溝があったり、テープの網目や板の段差が残っています。
そこで次に使ったのが、セメダインのカベパテです。
パテがしっかり乾いたら、凹凸あるので、壁との差がないようにやすり掛けをして平らにしました。
パテが途中で終わり、追加で買うか考えたとき、
「あれ?このあと下地塗るから不要じゃない?やすり掛けも大変だからなくてもいいんじゃない?」
と思って、足りない部分はパテじゃなく下地で埋めていきました。
実際、その後漆喰塗りましたが梱包用のテープ張ったところは1回目漆喰降った時は薄くひびが出てましたが、二度塗りすればひびが出てこなかったので、結果大丈夫でした。

▲ パテも塗りました
大和漆喰アンダーコートをコテで塗ってみた
次は大和漆喰アンダーコートを塗っていきました。
私が実際に使ったのは、大和漆喰と専用のアンダーコートです。
今回使ったものと同じ組み合わせはこちらです👇

今回はローラーではなく、コテを使って壁全体に1度塗りしました。
コテ板は板にしみこまないように養生テープを張った方がいいという情報を手に入れたので、下の図のように養生テープを張って使いました。汚れても養生テープをはげばいいのでお手入れ簡単でした。

ここまで、
掃除 → やすり掛け → アクドメール → グラスファイバーテープ → パテ
と下地処理をしてきたので、ようやく漆喰を塗る直前まできました!
塗り終わったあとは、すぐに漆喰を塗らずに乾燥させました。
私が施工したときは、夏場なので半日ほど置いて乾燥させました。
乾燥時間は気温や湿度、塗る厚さなどでも変わると思うので、実際に施工するときは製品の説明も確認した方が安心です。
そして、いよいよこの上から大和漆喰を塗っていきます!
いよいよ大和漆喰を塗ってみた!
アンダーコートが乾いたら、いよいよ大和漆喰を塗っていきます。
イカさんDIYの大和しっくいの練り方を参考に漆喰は自分でこねました。
大きな厚手の袋に粉末2kgに対し約1.2〜1.6リットルを入れて、すぐこねる!すぐにこねないとダマになるので、ダマにならないようにに均一になるようによくこねます。袋から出すときは袋の端っこを切って絞れば手も汚れずらいです。
こねて袋の中に入れておけば、何日語った後も使えるので、専用の機械や練済みの漆喰を買うよりも安上がりで済みますよ。
今回はコテを使って、できるだけ凹凸を作らず平らな仕上がりを目指しました。
漆喰は2度塗り。
6畳の部屋を施工して、最終的に使った大和漆喰は約20kgでした。
最初は、
「いよいよ漆喰だ!」
と楽しかったのですが、実際にやってみると一番困ったのが2度塗りするタイミングでした。
仕事をしながらのDIY。2度塗りのタイミングが合わない!
私の場合、漆喰を塗れるのはフルタイムで働いているので起きて朝食までの約1時間。
そのため、1度塗りしたあと、ちょうどいいタイミングで2度塗りすることができませんでした。
結局、2度塗りできるのは次の日。
その頃には、1度目に塗った漆喰がすっかり乾いていました。

完全に乾いた漆喰の上からそのまま2度目を塗ってみると……
ものすごく塗りにくい!
下地に水分を吸われる感じが強く、漆喰が思うように伸びません。
そのため、どうしても厚塗りになってしまい、平らに仕上げるのも難しくなりました。
濡らしてから塗ってみたら、かなり塗りやすくなった
そこで試してみたのが、2度塗りする部分をあらかじめ湿らせておく方法です。
1度目の漆喰が完全に乾いているところを、濡らしたタオルでじっくり湿らせてから2度目を塗ってみました。(水を塗ると色が濃くなります)夏場だったのですぐ乾くからビショビショでOKでしたが、濡らしたタオルで壁の表面に水分を含ませ、手で触ってしけってるなって思うくらいに濡らしました。


すると……
さっきまでと全然違う!
漆喰が伸びやすくなって、コテで平らにならすのもかなり楽になりました。
厚塗りにもなりにくく、見た目もきれいに仕上げやすくなりました。
私のように、仕事や家事の合間に少しずつDIYしていると、理想的なタイミングで2度塗りできないこともあります。
今回の施工では、完全に乾いた部分にそのまま塗るより、適度に湿らせてから塗る方が作業しやすかったです。
※これは私が実際に施工したときの方法と感想です。下地の状態や気温・湿度などによっても変わるので、施工時は使用する漆喰の説明書も確認してください。
2度塗りして平らに仕上げる
2度目は、漆喰を必要以上に厚くしないように気を付けながら、コテで平らにならしていきました。
最初はコテの使い方もうまくいかず、厚塗りになったり、2度塗りのタイミングに悩んだり……。
それでも少しずつ塗り進めて、ついに6帖の壁を塗り終えました。
茶色かった築50年の化粧合板の壁が、白い漆喰壁に!

【↑完成した壁】
実際に6帖の化粧合板に漆喰を塗って分かったこと
初めての漆喰DIYだったので、最初は
「本当に化粧合板の上から漆喰を塗れるの?」
「途中で剥がれてこないかな?」
とかなり心配でした。
実際にやってみると、漆喰を塗ること自体よりも、アク止めや板の継ぎ目処理、パテなどの下地作りの方が大変だったように思います。
特に築50年の化粧合板だったので、アク対策にはかなり気を使いました。
でも、下地処理を一つずつ進めていけば、DIY初心者の私でも最後まで塗ることができました。
6帖の部屋で大和漆喰を約20kg使いました
今回、6帖の部屋の壁を施工して、最終的に使った大和漆喰は約20kgでした。
漆喰は2度塗りしています。
ただし、壁の面積や窓・ドアの大きさ、塗る厚さなどによって使用量は変わると思います。
特に私は、最初の頃はコテの使い方に慣れておらず、厚く塗ってしまった部分もありました。
そのため、
「6帖なら必ず20kgで足りる」
というより、
「DIY初心者の私が実際に施工したら約20kg使った」
という一例として参考にしてもらえればと思います。
今回かかった費用:漆喰は3,672円。でも全部そろえると約1.75万円!
今回使った主な材料は、
-
材料・道具 金額 大和漆喰 20kg 3,672円 大和漆喰アンダーコート 2袋 5,320円 アクドメール 1kg 1,200円 セメダイン カベパテ 1kg 1,040円 グラスファイバーテープ 798円 コテ 630円 自作コテ板 736円 ブルーシート 50m 1,925円 養生テープ 5本 2,200円 合計 17,521円
さらに、コテや自作したコテ板、やすりなども使いました。
今回使ったコテ板は、家にあった材料を使って700円台で自作しました。
→【700円台】漆喰用コテ板を自作!実際に使って分かった改善点
約1.75万で茶色かった6帖の部屋の壁を白い漆喰壁にすることができました!
ただし、この金額にはコテなどの道具代や、余った養生用品なども含まれています。すべてを今回だけで使い切ったわけではありません。
また、わが家の場合は築50年ほどの古い化粧合板だったため、アクドメールやアンダーコート、パテなど、下地処理にもかなり材料を使いました。
最初は「漆喰だけ買えば塗れるかな?」と思っていましたが、実際にやってみると、漆喰そのものより下地処理にかかる費用が意外と大きかったです。
初めて漆喰DIYをして大変だったこと
一番大変だったのは、やっぱり2度塗りのタイミングでした。
漆喰の作業だけに1日使えればよかったのですが、私はフルタイムで働いているので、作業できるのは出勤前の約1時間。
1度塗りした翌日に続きをやろうとすると、漆喰はすっかり乾いていました。
その状態から2度目を塗ると、水分を吸われる感じが強く、漆喰が伸びにくくなってしまいました。
そこで、完全に乾いた部分を濡らしたタオルで適度に湿らせてから作業してみたところ、私の場合はかなり塗りやすくなりました。
これは今回のDIYで、
「やってみないと分からなかった!」
と感じたポイントです。
※下地や使用する漆喰、気温・湿度などによって条件は変わります。施工するときは使用する製品の説明も確認してください。
失敗したところもあります
もちろん、全部が最初からうまくいったわけではありません。
掃除が足りなかったところからアクが出てきたり、
グラスファイバーテープを買うつもりが違う用途のものを買ってしまったり、
パテが途中で足りなくなったり、
漆喰を厚く塗りすぎたり……。
いろいろ失敗しました(笑)
でも、DIYだからこそ、途中で
「じゃあ、どうしたらうまくいく?」
と考えながら進められたのも楽しかったです。
完璧ではありませんが、自分で塗った壁なので愛着もあります。
まとめ|築50年の化粧合板でも漆喰DIYできました!
最初は茶色いツルツルの化粧合板だった壁。
そこから、
掃除 → やすり掛け → アク止め → 継ぎ目補強 → パテ → アンダーコート → 大和漆喰
と、一つずつ作業していきました。
正直、下地処理だけでもかなり時間がかかりました。
それでも完成してみると、茶色かった壁が白くなり、部屋の印象がかなり変わりました。
築50年の古い家でも、自分で少しずつ手を入れていくと、ちゃんと変わっていくんだなと思います。
これから化粧合板に漆喰を塗ってみようと思っている方に、今回の失敗も含めた体験が少しでも参考になればうれしいです。

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